ねーねー、なぽりたん君〜。
フィギュアスケート世界選手権、終わったね。
そうだな。
・・・ずいぶん説明的なセリフだな。
二位って、キムヨナ選手だったよね。
ああ、そうだな。
でも、キムヨナ選手より上手な人いっぱいいたと思うんだけど、あれでなんで2位なのかな?
それはルール上、仕方ないことだ。
今の女子フィギュアは隠しパラメータ「キムヨナ度」によるボーナスポイントが入るルールになってるからな。
キムヨナは当然キムヨナ度100%。ボーナス点が大量に入る。
えっ、そんなルールあったの?
無いことになってるが、あるんだ。
3回転ジャンプで回転が少し足りない場合は、普通は2回転として点数計算されるところなんだが、
キム3回転は減点無し、さらにキムヨナ度ボーナスが入るから3回転半よりも高得点になるわけだ。
へ〜、そうなんだ。
すごく有利なんだね。キムヨナ度が高いと。
そうだな。
ボクシングにも似たような特殊ルール「亀田度ボーナス」があるが、あれは判定になった時しか発動しないからな。
キムヨナ度ボーナスのほうが発動条件が簡単なだけに強力だ。
もし今回のキムヨナと同じ演技を、キムヨナ度0の選手がやったとしたら、キムヨナより50点くらいは下になるはずだ。
地形効果でパワーアップしてるみたいなものなんだね。
そうだな。
じょん!